疲れた心に効く本 青山美智子『お探し物は図書室まで』

小説

もともと本とが好きでしたが、ここ数年、じっくりと本を読んでいませんでした。

厳密にゆうと、読めていなかったの方が正しいです。

結婚し、子供が生まれてから、毎日焦りと不安を感じ、集中して本を読めていませんでした。

最近では、周りのママ友がパートに出たりして、自分は無能だと感じていました。

仮に読むとしても、大好きな旅行のガイドブックを眺めたりするだけで、本を買っては読めないというのが続いていました。

もう読めないのかなと思っていたところ、出会ってしまいました。素敵な作家さんに!

その作家さんが「青山美智子」先生です。

お探し物は図書室まで』というタイトルの本です。

本を見た瞬間、自分の事だと思いました。

心のモヤモヤの答えが見つからずにもがき、探していたものがこの本にあるかもと、この本を読んでみることにしました。

悩みを抱えた5人が小さな図書室の司書に出会い、人生のヒントを見つけるお話です。

読んでみると、固まった心が解けていくのを感じ、「先はどうなるかは分からないけど、今目の前のことをコツコツとこなしていけばいいんだ、いつかくるかもしれない探しものやチャンスを見逃さないために」と思いました。啓発本やハウツー本によくあるような、頑張れ頑張れという圧もなく、スッと自分に言葉が入ってくる感覚でした。暖かく優しい気持ちになれました。

本を読めたことにも感動し、もしかして読めなかった本は時期では無かったのかななんて思っています。本当に出会いは一期一会ですね。合う合わないもありますね。

次は「木曜日にはココアを」を読んでみようかな。もうタイトルからしてほっこりしそうです。

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